なくてもできる、ないからできる

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みなさんこんにちは!タクトピア代表の長井です。ブログの投稿は2回めなのですが、まだ何を書こうか迷っています…笑 いろいろな仕事の話もしたいのですが「その前にお前は誰やねん」というツッコミが聞こえてきそうなので、私についても紹介させてください。

まとまった自己紹介は以前にインタビューいただいたこちらの記事こちらの記事を見ていただくとして(感謝!)、今回は最近よく質問される項目を中心に語っていきたいと思います。

 

◆教育のバックグラウンドはナシ

教育学部出身だったり、教職免許を持っていたり、学生時代に熱心に教育プロジェクトに参加していたりしたわけではありません。私の興味は一貫して音楽(とくにクラシック音楽)にあり、若気の至りで藝大に行きたいと思ってしまうレベルでバッハ狂です。結果的には夢破れて東大にいくことになりましたが、そこでも美学藝術学研究室に入って修士課程まで研究を続けました。

唯一教育的なバックグラウンドと呼べるものは、IBMのコンサル部門(当時はIBCS)にいた際に新人育成プロジェクトに参画し、レクチャーの設計方法やPBL(Project Based Learning)の基礎を学んだことです。

IBCS時代。社内育成プロジェクトに関わった同期10人のうち、3人(左から小原、丑田、私)がハバタクの創業メンバーとなった。

その他の記事でも語っているとおり、IBMにいた際にリーマン・ショックを経験したことで教育への問題意識をもつに至りました。既存の教育業界に属さないので先入観なしにいまの教育を見つめることができ、ある意味空気を読まず変革に向けて動けるのが私の強みかなと思っています。

 

◆グローバルな経歴もナシ

千葉県の中高一貫校から東大に進み、そのまま就職してしまったため海外への進学/留学経験がありません。結論から言うととても後悔しています。いまの知識をもった状態で中高生に生まれ変われるなら迷わず海外へ行きたいと思うのですが。もちろんこれからもチャンスがあるとは思いますが、若き日々は還ってきません…

しいて短期留学らしき経験を挙げるとすれば、大学時代に所属していた運動会少林寺拳法部から選抜していただいて参加した武術交流のプログラムです。オリンピック選手が多数所属する北京体育大学に泊まり込んで中国の武術家の卵たちと交流した経験はとても貴重でした。文部科学省に感謝です。

東大少林寺拳法部は演武も乱捕もこなす強豪校。写真は初めて大会に出たときのもの。

タクトピアには海外経験豊富なメンバーが溢れているので、私のカゲの薄いことといったらありません。ですが、メンバーに活躍してもらうのが一番なので経営者としての私はもっぱら雑用力を鍛えるのみです。また、一般的な学生さんやお客様の視点と一番近いところにいると自認しているので、プログラムを開発していくうえで逆に自分の感覚を利用できるという強みがあります。

 

◆たぶん起業家体質でも、ない

私はもともとどちらかというと保守的なほうでしたし、ひとりで起業を決意できるような度胸もなかったと思います。私にとって幸運だったのは、2010年にハバタクを起業するにあたってIBMの同期だった丑田俊輔と小原祥嵩の2人が仲間だったことです。3人が集まることで問題意識を共有し、事業のアイデアを練り、会社を辞めて独立するという決意ができました。

超余談ですが私はピアノも連弾のほうが好きだったり、少林寺拳法でも多人数での演武を得意としていたりとチームワーク適性だけはあったので、そこが功を奏しているのかもしれません。

連弾を組んでいた弟と。髪型の違いがジェネレーションギャップを感じさせる。CDっぽい装丁は当時ネタで作りました。

起業はスティーブ・ジョブズのような孤高の天才がするようなイメージがいまだに蔓延していそうですが、最近の研究ではチームワークの有効性が実証されつつあります。その意味では私のようなタイプは実は起業シーンにもっと需要があるのではないか…などと都合のよい妄想もしています。

自己紹介についてはそれぞれ細かく語るとキリがないのですが、需要がありそうでしたら別に記事を立てて語りたいと思います。

そういうわけで禅問答みたいな自己紹介ですが、「ない」から物事を諦めるのではなく、「ない」ことも武器にしていけるのだなと思うようになった今日このごろです。そんな人間が社長をやるとどんな面白い事業が繰り広げられることになるのか、今後の記事を楽しみにしていてください!

 

今週の1枚

神奈川県にある私立男子校・聖光学院さんで、3月に実施する海外研修のキックオフをおこないました。自分たちで訪問したい人や企業を調べあげ、アポをとる順番を投票で決めたりと、とてもアクティブです。次に会うのは事前研修ですね。楽しみにしています!

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